LINE広告とは?LINEヤフー広告への統合後の費用・始め方を解説

目次
LINE広告とは、LINEアプリや関連サービスに広告を出す運用型広告の仕組みで、2026年からは「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」として提供されています。LINEヤフー株式会社が、これまで別々だった「LINE広告」と「Yahoo!広告 ディスプレイ広告」を統合したためです。
主な配信面と課金方式、費用の考え方、出稿の流れ、旧LINE広告からの移行チェックリストを説明します。これからLINEに広告を出すなら、窓口はLINEヤフー広告です。そのうえで、「ふだん使いのアプリに届く」強みを生かし、LINE公式アカウントの友だち追加までを一続きで設計すると成果につながりやすくなります。
01LINE広告とは?LINEに広告を出すしくみ
LINE広告は、LINEアプリやその関連サービスに広告を出すための運用型広告の仕組みです。管理画面で予算やターゲット、クリエイティブを設定し、配信しながら調整していきます。
2026年に「LINEヤフー広告」へ統合された
LINEヤフーの発表によると、2026年4月1日から、LINE広告とYahoo!広告は「LINEヤフー広告」になりました。ディスプレイ広告は、LINE広告とYahoo!広告 ディスプレイ広告を1つにまとめた「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」として提供され、検索広告も「LINEヤフー広告 検索広告」へ名称が変わっています。
旧LINE広告の広告配信は、2026年10月26日で終了しました。公式サイトでは、以降の出稿はLINEヤフー広告を利用するよう案内されています。配信停止後も管理画面は一定期間、読み取り専用で使え、レポートや明細を確認できます。読み取り期間の終了日は、2026年10月26日のお知らせで後日あらためて案内するとされており、2026年11月時点で確定した日付は示されていません。配信停止前の2026年3月に公開された移行ガイドには、完全な提供終了を2027年3月末頃とする予定が載っていますが、これは変更の可能性があるとされた当時の予定です。最新の日程は公式のお知らせで確認してください。
| 項目 | 統合前 | 統合後 |
|---|---|---|
| LINEへのディスプレイ広告 | LINE広告 | LINEヤフー広告 ディスプレイ広告 |
| Yahoo! JAPANへのディスプレイ広告 | Yahoo!広告 ディスプレイ広告 | LINEヤフー広告 ディスプレイ広告 |
| 検索広告 | Yahoo!広告 検索広告 | LINEヤフー広告 検索広告 |
| 外部アプリ・サイトへの配信 | LINE広告ネットワーク、Yahoo!広告ネットワークパートナー | LINEヤフー広告ネットワーク |
以下では、なじみのある「LINE広告」という呼び方を使いつつ、いま出稿するときの仕組みとしてLINEヤフー広告 ディスプレイ広告を前提に説明します。
LINE広告が届く人数(月間ユーザー数)
LINEヤフーの公式サイトでは、LINEの国内の月間アクティブユーザー数は1億人(2026年3月末時点)、Yahoo! JAPANの月間ログインユーザーID数は5,400万人(2025年3月末時点)と紹介されています。統合によって、LINEとYahoo! JAPANの両方に1つの管理画面から配信できるようになりました。
02LINE広告(LINEヤフー広告)の主な配信面
LINEヤフー広告 ディスプレイ広告では、主に次のような場所に広告を出せます。
- LINEのトークリスト:友だちとのトーク一覧の上部。LINEを開くたびに目に入る位置
- LINE NEWS:ニュースの一覧や記事の間
- Yahoo! JAPANのトップページ:検索やニュースの入り口
- Yahoo!ニュースなどのYahoo! JAPANのサービス
- LINEヤフー広告ネットワーク:提携する外部のアプリやサイト
LINEヤフーの案内では、広告ネットワーク経由で1万3,000を超えるアプリメディアに配信できるとされています(2024年10月時点)。配信面ごとに表示のされ方や、相性のよい画像サイズが異なるため、出稿前に最新の入稿規定を確認しましょう。
LINEならではの強み
- ふだんSNSを見ない人にも届く:連絡手段として使うアプリなので、InstagramやTikTokをあまり使わない層にも接点がある
- 生活の動線上に出る:トークリストやニュースなど、毎日開く場所に表示される
- 友だち追加までつなげやすい:広告からLINE公式アカウントの友だち追加を促し、その後のメッセージで関係を深められる
03LINE広告の費用と課金方式
最低出稿金額・初期費用はない
公式サイトでは、LINEヤフー広告に最低出稿金額はなく、初期費用もかからないと案内されています。費用は広告が配信されてから発生し、上限金額をあらかじめ決めておけます。一方で、予算が少なすぎるとデータが十分にたまらず、効果を高めにくい場合があるとも説明されています。
主な課金方式
| 課金方式 | 費用が発生するタイミング | 向いている目的 |
|---|---|---|
| クリック課金 | 広告がクリックされたとき | サイトへの誘導、申し込み |
| インプレッション課金 | 広告が表示されたとき | 認知、幅広く知ってもらう |
| 友だち追加課金 | LINE公式アカウントが友だち追加されたとき | 友だち集め |
| 動画再生課金 | 動画が再生されたとき | 動画で魅力を伝える |
単価はオークションで決まるため、業種やターゲット、時期によって大きく変わります。ネット上の単価の「相場」を目安にするよりも、1件の成果にいくらまで払えるかから逆算して予算を決めましょう。
04LINE広告の始め方(出稿の流れ)
1. LINEヤフー for Businessでアカウントを用意する
LINEヤフーのビジネス用アカウントを作り、広告アカウントを開設します。開設時や広告の配信前には審査があり、業種や商材によっては出稿できない、または追加の書類が必要になる場合があります。
2. 計測タグを設定する
サイトでの申し込みや購入を成果として計測するために、計測用のタグをサイトに設置します。LINE公式アカウントの友だち追加をゴールにする場合は、アカウントの連携も確認します。
3. キャンペーンを作る
目的を選び、予算、配信期間、ターゲット、入札方法、クリエイティブを設定します。最初は配信面とターゲットを広めにし、データを見ながら絞るのが無理のない進め方です。
4. 配信して検証する
画像と動画、訴求の違う案など、複数のクリエイティブを用意します。決めた期間で結果を比べ、反応の良い案に予算を寄せます。
05旧LINE広告からの移行チェックリスト
旧LINE広告の配信はすでに止まっているため、使っていた場合は、移行を済ませるまで広告を出せません。Yahoo!広告 ディスプレイ広告と違い、自動ではそのまま移らない点に注意が必要です。データ移行ツールは配信停止後も利用でき、公式の移行ガイドでは、管理画面の移行ツールを使うか、手動で移行する方法が案内されています。これから移行する場合や、移行後の設定を見直す場合に確認したい項目をまとめました。
- 新しい管理画面に入れるアカウントと権限が、会社として管理されているか
- 計測タグがLINEヤフー広告の仕様で動いているか(成果が記録されているか)
- 友だち追加の計測や、LINE公式アカウントとの連携が引き継がれているか
- 過去に成果の良かったクリエイティブと文言を、手元に保存してあるか
- 除外設定や配信先の制限など、ブランドを守る設定を見直したか
- 移行前後で成果の比較ができるよう、期間と指標を決めてあるか
- 請求先・支払い方法が正しく登録されているか
06LINE公式アカウントと組み合わせる設計
LINEに広告を出す大きな理由の1つは、LINE公式アカウントとつなげやすいことです。広告で興味を持った人に、その場で購入や申し込みを求めるのではなく、まず友だちになってもらい、メッセージで検討を後押しする流れが組めます。
友だち追加型の流れの例
| 段階 | やること | 見る指標 |
|---|---|---|
| 広告 | 友だち追加の特典を伝える | 友だち追加の単価 |
| あいさつメッセージ | 特典を渡し、次の行動を1つだけ案内する | あいさつ後の反応率 |
| ステップ配信 | 悩みに合わせて情報を数回に分けて届ける | ブロック率、クリック率 |
| 申し込み | 予約や購入をお願いする | 友だちからの申し込み率 |
友だち追加の単価だけを追うと、特典目当てですぐブロックする人が増え、結果として申し込みにつながらないことがあります。友だち追加の単価と、友だちからの申し込み率をセットで見るのがポイントです。申し込みが増えないときは、広告の訴求、特典の内容、あいさつメッセージ、ステップ配信のどこで人が離れているかを順に切り分けます。広告とLINEを別の担当者が見ていると、この確認が止まりやすいので、段階ごとの数字を同じ表に並べておくと判断が早くなります。LINE公式アカウントの作り方やブロックを防ぐ工夫は、別記事「LINE公式アカウントの作り方」「LINEブロック率の平均は?」で解説しています。
07LINE広告のクリエイティブで気をつけたいこと
LINEの配信面は、友だちとのトークやニュースのすぐそばにあります。SNSのように「広告を見るつもり」で開く場所ではないため、次の点を意識すると反応が変わります。
- 生活の言葉で書く:専門用語や業界の言い回しより、ふだんの会話に近い言葉を使う
- 小さく表示されても伝わるか確かめる:トークリストの枠は小さいため、画像の中の文字は最小限にする
- 特典や次の行動を具体的に書く:「友だち追加で◯◯をプレゼント」など、押したあとに何が起きるかを示す
- 煽る表現を避ける:プライベートな場所に近い配信面では、強すぎる表現は不快に受け取られやすい
08LINE広告が向いている商材・向いていない商材
| 向いている | 理由 |
|---|---|
| 地域密着の店舗・サービス | 生活圏の人に、毎日開くアプリで届けられる |
| 幅広い年代向けの日用品・食品 | SNSを使わない層にも接点がある |
| 継続的な関係が大切な商材(スクール、美容、通販など) | 友だち追加からメッセージで育てられる |
| 慎重に検討したい | 理由 |
|---|---|
| 専門性の高いBtoB商材 | 生活の動線上では検討の温度が上がりにくい |
| 審査基準が厳しい業種 | 出稿条件や表現の制限が多い |
向いていないから出せないわけではありません。ただし、ほかの媒体と比べて期待する役割を決め、小さく試してから広げるのがおすすめです。
09よくある質問
個人でも出稿できますか?
LINEヤフー広告の出稿条件は、事業の形態や商材によって変わります。開設時と配信前に審査があるため、最新の条件は公式サイトで確認してください。
Yahoo!広告を使っていた場合はどうなりますか?
公式の案内では、Yahoo!広告 ディスプレイ広告を使っていた場合は、新しい名称のサービスに自動で移り、設定やデータもそのまま引き継がれるとされています。
少額でも意味はありますか?
最低出稿金額はないため少額から始められますが、件数がたまらないと判断ができません。テスト期間に集めたい件数から、必要な予算を逆算しておきましょう。
10まとめ
- LINE広告は2026年4月にYahoo!広告 ディスプレイ広告と統合され、いまはLINEヤフー広告 ディスプレイ広告として出稿する
- トークリストやLINE NEWS、Yahoo! JAPANのトップページなど、毎日開く場所に配信できる
- 最低出稿金額・初期費用はなく、課金方式はクリック・表示・友だち追加・動画再生などから選ぶ
- 旧LINE広告の配信は2026年10月26日で終了した。自動では移らないため、計測や権限、過去の成果をチェックしながら移行する
- 友だち追加の単価と、友だちからの申し込み率をセットで見ると成果につながりやすい
LINEは、広告で終わらず、その後のやりとりまで設計できる数少ない媒体です。Lic.では、広告運用とLINE公式アカウントの構築をあわせて、友だち追加から申し込みまでの導線を一続きで設計しています。
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- Xを中心に、Instagram・TikTokなどのSNS広告運用
- 広告〜成約までの導線設計
- LINE公式アカウントの構築とリスト管理
まだ具体的に決まっていない段階のご相談も歓迎です。
参考
- LINEヤフー for Business「LINEヤフー広告」 https://www.lycbiz.com/jp/service/ly-ads/
- LINEヤフー for Business「LINE広告」 https://www.lycbiz.com/jp/service/line-ads/
- LINEヤフー for Business「【LINE広告】配信停止完了に関するお知らせ」 https://www.lycbiz.com/jp/news/line-ads/20261026/
- LINEヤフー株式会社「ディスプレイ広告プラットフォームを統合 新たに『LINEヤフー広告 ディスプレイ広告』の提供を開始」 https://www.lycorp.co.jp/ja/news/release/020307/
- LINEヤフー for Business「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告 プラットフォーム統合ガイド」 https://www.lycbiz.com/jp/column/ly-ads/displayads-auc/service-information/platform-integration-guide/
- LINEヤフー for Business「LINE広告をご利用中の方へ LINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行ガイド」 https://www.lycbiz.com/jp/column/ly-ads/displayads-auc/service-information/migration-guide/





