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TikTok広告とは?費用・種類・始め方とスキップされない動画の作り方

TikTok広告とは?費用・種類・始め方とスキップされない動画の作り方
目次
  1. 01TikTok広告の特徴
  2. 02TikTok広告の種類
  3. 03TikTok広告の最低予算と費用の考え方
  4. 04TikTok広告のメリット・デメリット
  5. 05向いている商材・向いていない商材
  6. 06TikTok広告の始め方(出稿までの流れ)
  7. 07成果が出やすい動画の構成テンプレート
  8. 08よくある失敗と対策
  9. 09よくある質問
  10. 10まとめ

TikTok広告は、TikTokの「おすすめ」フィードなどに表示できる広告で、少額から出せる運用型のインフィード広告と、多くの人に一度に届ける大型の広告があります。TikTokはエンタメだけでなく、商品探しや情報収集の場としても使われるようになり、企業の広告活用も広がっていますが、テレビCMのように作り込んだ映像はフィードの中で浮いてしまい、すぐにスワイプされがちです。

種類、公式ヘルプの最低予算、出稿までの流れ、審査の注意点、動画の構成テンプレートがわかります。初めてなら、運用型のインフィード広告を少額から始め、「TikTokの投稿として見てもらえる動画」を複数本用意して検証する進め方が現実的です。

01TikTok広告の特徴

「おすすめ」フィードに自然に流れる

TikTokの中心は、フォローしていない人の動画も次々と流れてくる「おすすめ」フィードです。広告もこの流れの中に表示されるため、通常の投稿と同じ感覚で見てもらえるのが大きな特徴です。

フォロワーがいなくても届く

TikTokでは、フォロワー数よりも動画そのものへの反応によって表示が広がる傾向があります。アカウントを始めたばかりの企業でも、クリエイティブ次第で多くの人に届く可能性があります。

縦型・音ありが前提

TikTokの動画は、縦型の全画面で、音声ありで見られるのが基本です。横型の映像を流用したり、音を使わない前提で作ったりすると、フィードの中で違和感が出やすくなります。

02TikTok広告の種類

TikTok広告は、大きく「運用型(オークション型)」と「予約型」に分かれます。

種類広告メニュー特徴向いている目的
運用型インフィード広告おすすめフィードに表示される基本の広告。予算や目的に合わせて配信を最適化できるサイト誘導、獲得、認知
運用型Spark Ads自社アカウントやクリエイターの投稿を広告として配信する自然な見え方で獲得・認知
予約型TopViewアプリを開いた直後に最初に表示される全画面の動画広告大規模な認知
予約型リーチ&フリークエンシー表示回数や頻度をあらかじめ決めて配信する計画的な認知

インフィード広告

最も基本的な広告です。公式ヘルプで案内されている推奨仕様(Spark Ads以外)は、縦向き9:16が推奨で、横向き16:9や正方形1:1も使えます。動画の長さは最大10分、ファイルサイズは500MB以下です。ただし実際の運用では、長さよりも冒頭で見続けてもらえるかが成果を左右します。

Spark Ads

TikTokのオーガニック投稿を広告として配信できる形式です。自社アカウントの投稿のほか、クリエイターの許可を得れば、そのクリエイターの投稿も広告にできます。広告経由で得た視聴数・コメント・いいね・フォローは元の投稿に計上されるため、キャンペーンが終わった後も投稿の実績として残ります。

TopView

アプリを開いたときに他のどの動画よりも先に表示される、全画面・音声ありの動画広告です。最初の3秒間の全画面表示のあと、通常のインフィード動画の形に切り替わります。大きな予算が必要になることが多く、まずは運用型から始めるのが一般的です。

03TikTok広告の最低予算と費用の考え方

公式ヘルプで案内されている最低予算

TikTokの公式ヘルプ(2026年7月更新)では、安定した配信のために、キャンペーンと広告グループの両方に最低予算が設けられていると説明されています。

予算の種類キャンペーン広告グループ
日予算50米ドル以上20米ドル以上
通算予算50米ドル以上最低日予算(20米ドル)× 配信日数

ヘルプの金額は米ドルで示されています。日本円で運用する場合の実際の下限は、広告マネージャーの画面で確認してください。

費用はオークションで決まる

運用型の広告には固定の料金はなく、オークションで費用が決まります。同じ設定でも、時期や競合、クリエイティブへの反応によって単価は変わります。ネット上の「相場」をそのまま当てはめるより、最初の数週間を自社の単価を知るためのテスト期間と考えるのが安全です。

予算は、1件の成果にいくらまでかけられるか(許容CPA)から逆算します。最低予算を満たすだけでは、判断に必要な成果の件数がたまらないことも多いため、テスト期間に何件の成果を得たいかから必要な予算を見積もりましょう。

04TikTok広告のメリット・デメリット

内容
メリットフォロワーがいなくても、「おすすめ」フィードを通じてまだ接点のない人に届く
メリット縦型・音ありの全画面で、商品の使い方や雰囲気を短い時間で伝えられる
メリット運用型の広告なら予算を自由に決められ、少額から検証を始められる
メリットクリエイターの投稿を広告にするSpark Adsなど、投稿らしい広告を出す手段がある
デメリット広告らしい映像はすぐにスワイプされ、動画の作り方で成果が大きく変わる
デメリット反応が落ちやすく、動画を継続的に作り続ける体制が必要になる
デメリット文章で丁寧に説明したい商材は、TikTokだけで成果まで届けにくい
デメリット大型の予約型広告は、運用型に比べてまとまった予算が必要になる

デメリットの多くは「動画をどう作るか」と「他の媒体とどう役割を分けるか」で小さくできます。動画の構成は、このあとの「成果が出やすい動画の構成テンプレート」で紹介します。

05向いている商材・向いていない商材

判断の観点向いている工夫が必要
魅力の伝わり方見た目や使用感で伝わる(コスメ、食品、ファッション、雑貨)文章での説明が必要(BtoBの専門サービスなど)
見せられる変化使い方やビフォーアフターを見せられる(家電、美容サービス、アプリ)変化が見えにくい
体験の価値雰囲気が魅力(飲食店、旅行、イベント、採用)雰囲気より条件で選ばれる
検討期間短い(衝動買いしやすい価格帯)長い(高額商材)

「工夫が必要」な商材でも、出せないわけではありません。検討期間が長い商材は、TikTokで認知や興味を作り、LPやリターゲティング、他の媒体で検討を後押しする設計にすると、役割分担がはっきりします。

06TikTok広告の始め方(出稿までの流れ)

1. 目的と指標を決める

認知を広げたいのか、サイト訪問を増やしたいのか、購入や申し込みを獲得したいのか。目的によって、選ぶキャンペーンの設定も、見るべき指標も変わります。

2. 広告アカウントを作り、計測を準備する

TikTok広告マネージャーでアカウントを作成し、申し込みや購入を目的にするなら、Webサイトに計測用のタグ(TikTokピクセル)とイベントを設定します。計測ができていないと、配信の最適化も効果の判断もできません。Spark Adsを使う場合は、TikTokアカウントと広告アカウントの連携も必要です。

3. 動画を複数本用意する

同じ動画を見せ続けると、反応は落ちやすくなります。最初から複数本の動画を用意し、反応を見ながら入れ替える前提で準備しましょう。

動画は一度そろえて終わりではなく、企画、撮影、編集、審査、入れ替えが配信中も続きます。担当者が他の業務と兼務していると、止まりやすいのは次の動画の企画と撮影です。社内に出演者と撮影できる人がいて、投稿らしい動画を続けられるなら、自社で十分に検証できます。誰がいつ作るかを先に書き出すと、自社の体制で続けられるかを配信前に判断できます。

4. 審査を通す

TikTokの広告は、コミュニティガイドラインと広告ポリシーに沿っているかを審査されます。公式ヘルプでは、通常は24時間以内に審査が完了するが、時間がかかる場合もあると案内されています。広告の内容や対象地域を編集すると、審査が自動的にやり直しになります。日本向けの広告では、広告とLPの言語や通貨などが日本の利用者に合ったものであることも求められます。

5. 配信後は検証で育てる

TikTokには、オーディエンスを2つに分けて広告を比べる「スプリットテスト」の機能があります。訴求や冒頭の違いを検証し、勝った要素を次の動画に生かしましょう。

07成果が出やすい動画の構成テンプレート

TikTokで見てもらえる動画には、共通する型があります。以下は、15〜30秒程度の動画を想定した構成の一例です。

パート目安役割例
フック冒頭1〜2秒指を止める「これ知らないと損してます」と結論や意外性を先に言う
共感・問題提起〜5秒自分ごとにしてもらう「朝のメイク、時間かかりすぎませんか」
解決・実演〜20秒商品の価値を見せる実際に使う様子、ビフォーアフター
根拠・安心〜25秒信じてもらう使い方のコツ、仕様や提供条件など事実で示せる情報
行動の案内最後次の行動を示す「詳しくはプロフィールのリンクから」

作るときのコツ

  • 冒頭で「何の動画か」を伝える:最初の数秒で興味を持ってもらえなければ、続きは見られない
  • テロップで内容を補う:音を出せない場面でも内容が伝わるようにする
  • 画面の上下と右側に重要な情報を置かない:アカウント名やボタンなどのUIと重なるため、公式ヘルプのセーフゾーンを確認する
  • 人が話す、手元を映す:作り込んだ映像より、投稿らしい撮り方のほうがなじみやすい

08よくある失敗と対策

TikTok広告を始めたばかりの企業がつまずきやすいポイントをまとめました。配信前のチェックにも使えます。

よくある失敗何が起きるか対策
テレビCMや横型の動画をそのまま流用するフィードの中で浮き、すぐにスワイプされる縦型で撮り直す、少なくとも冒頭を作り直す
冒頭がロゴや会社紹介から始まる何の動画かわかる前に離脱される結論や悩み、意外な事実から始める
動画を1本だけで配信する良し悪しが比べられず、反応が落ちても次の手がない訴求や冒頭の違う動画を複数本用意する
計測を設定しないまま配信する成果につながったかがわからず、最適化も効かないピクセルとイベントを設定し、テストで動作を確かめる
広告とLPの雰囲気が違いすぎる動画で興味を持った人がLPで離脱する動画で伝えた内容をLPの冒頭でもくり返す
配信開始直後に設定を何度も変える配信の最適化が安定しない判断の期間と件数を決めてから変更する

特に多いのが、2つ目の「冒頭が会社紹介から始まる」ケースです。企業としては名前を覚えてほしいところですが、TikTokでは最初の数秒で見るかどうかが決まります。ブランド名は、動画の途中や最後、テロップなどで自然に伝える形でも十分です。

動画とLPの関係も切り分けが必要です。視聴やクリックの数字が良いのに申し込みが増えない場合、動画を作り直しても解決しないことがあります。動画で伝えた内容がLPの冒頭で受け止められているかを、あわせて確認しましょう。

09よくある質問

TikTok広告は少額から始められますか?

最低予算以上であれば始められます。ただし、少額では成果の件数がたまりにくく、判断に時間がかかります。テスト期間に得たい件数から必要な予算を逆算しましょう。

企業アカウントで投稿していなくても広告は出せますか?

インフィード広告は、広告用に作った動画で配信できます。ただし、Spark Adsを使う場合や、広告から興味を持った人がプロフィールを見に来ることを考えると、アカウントの投稿も整えておくほうが成果につながりやすくなります。

インフルエンサーの動画を広告にできますか?

Spark Adsを使えば、クリエイターの許可を得て、その投稿を広告として配信できます。企業が依頼した投稿であることが伝わる表示も含め、景品表示法のステルスマーケティング規制に注意して進めましょう。

10まとめ

  • TikTok広告は、おすすめフィードに自然に溶け込む形で配信される
  • まずは運用型のインフィード広告から始め、Spark Adsも検討する
  • 公式ヘルプの最低日予算は、キャンペーン50米ドル・広告グループ20米ドル。円での下限は管理画面で確認する
  • 目的・計測・複数の動画を用意してから配信し、スプリットテストで検証する
  • 動画は「フック→共感→実演→根拠→行動」の型で、投稿らしく作る

TikTok広告は、「広告をつくる」というより「TikTokで見てもらえるコンテンツをつくる」感覚に近い媒体です。Lic.では、媒体の見られ方に合わせた動画の企画と、その先のLPまでを一続きで考えることを大切にしています。

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参考

Lic. 編集部Lic. Journal Editorial

株式会社Lic.の編集部。Web広告・デザインの現場から記事を届けます。

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