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CTRを上げる方法|SNS広告のクリック率を改善する冒頭の型7つ

CTRを上げる方法|SNS広告のクリック率を改善する冒頭の型7つ
目次
  1. 01CTRとは?表示回数のうちクリックされた割合
  2. 02管理画面で確認したいCTRの種類(すべて・リンクのクリック)
  3. 03CTRが低いときの原因の切り分け
  4. 04SNS広告でCTRを上げる具体策
  5. 05媒体別・冒頭で意識したいこと
  6. 06SNS広告のCTRを上げる冒頭の型7つ
  7. 07CTRだけを追うと起きる失敗
  8. 08よくある質問
  9. 09まとめ

CTR(クリック率)を上げるには、まず「誰に届けるか」と「最初の1秒で何を見せるか」を見直します。どちらも反応に影響しやすいので先に確かめ、文言やボタンの調整はその後に回すと進めやすくなります。CTRは、広告が見た人の手を止め、興味を持たせられたかを表す数字で、クリック単価や配信量にも影響します。CTRの意味と見るべき種類、低いときの原因の切り分け方、具体策と冒頭の型、追いすぎたときの落とし穴まで順に解説します。

01CTRとは?表示回数のうちクリックされた割合

CTR(Click Through Rate)は、広告が表示された回数(インプレッション)のうち、クリックされた割合です。

  • CTR(%)= クリック数 ÷ インプレッション数 × 100

たとえば、広告が10,000回表示され、150回クリックされたら、CTRは1.5%です。

CTRが大切な理由

CTRが上がると、同じ表示回数でもLPに来る人が増えます。また、多くの媒体では、広告への反応の良さが配信のされやすさに影響するとされており、反応の良い広告ほど効率よく配信されやすくなります。

広告の獲得単価(CPA)は、「CPM(1,000回表示あたりの費用)÷(1,000 × CTR × CVR)」の形に分解できます。CPMとCVRが同じなら、CTRが2倍になればCPAは半分になる計算です。

「平均CTR」と比べすぎない

業種別の平均CTRを紹介する記事は多くありますが、媒体、配信面、広告の形式、目的によって大きく変わります。他社の平均より、自社の過去の数字や、同じ条件で配信している広告どうしを比べるほうが、改善の手がかりになります。

02管理画面で確認したいCTRの種類(すべて・リンクのクリック)

SNS広告の管理画面では、CTRに複数の種類があります。どれを見ているかで、数字の意味が変わります。

種類数えているもの向いている使い方
すべてのクリックのCTRリンク以外の操作も含むクリック(プロフィールを開く、画像を拡大する、もっと見るを押すなど)広告への関心の強さを見る
リンクのクリックのCTR広告に設定したリンク先などへのクリックサイト誘導の効率を見る
外部へのクリック・LPの表示実際にサイトへ移動した、ページが表示されたLPに届いた人数を見る

Metaの広告マネージャでは、「CTR(すべて)」と「CTR(リンクのクリックスルー率)」が分かれています。サイトへの誘導が目的なら、リンクのクリックを基準に見るのが基本です。「すべて」のCTRだけが高い場合は、広告は見られているものの、サイトに行く理由が弱い状態かもしれません。

03CTRが低いときの原因の切り分け

CTRが低い原因は、大きく次の4つに分けられます。

症状考えられる原因最初に見直すこと
どの広告もCTRが低い届けている相手がずれているターゲティング、配信面
特定の広告だけCTRが低いクリエイティブの冒頭・訴求が弱い冒頭の映像・画像、1行目
最初は高かったCTRが下がってきた同じ人に見せすぎて飽きられているフリークエンシー、素材の入れ替え
すべてのCTRは高いが、リンクのCTRが低い興味は引けているが、クリックする理由がない広告文の後半、CTA、オファー

この表で原因の場所を絞ってから手を打つと、無駄な作り直しを減らせます。

04SNS広告でCTRを上げる具体策

1. 届ける相手を見直す

どんなに良い広告でも、関心のない人には響きません。CTRが全体的に低いときは、まずターゲティングを確認します。

  • 年齢・地域などの条件が、実際のお客様とずれていないか
  • 興味関心の設定が広すぎたり、関係の薄いものが混ざっていたりしないか
  • 配信面(フィード、ストーリーズ、リールなど)ごとに差がないか

最近の媒体は、機械学習で配信先を自動で広げる仕組みが中心です。絞り込みすぎるより、クリエイティブで「誰に向けた広告か」をはっきり伝え、媒体に合う人を見つけてもらう考え方が主流になっています。

2. 冒頭で「自分のことだ」と思わせる

SNSのフィードでは、人は指でどんどんスクロールしていきます。手を止めてもらえるかは、画像なら最初の一目、動画なら最初の1秒の見せ方に大きく左右されます。

  • 冒頭に、悩みや状況を具体的に示す言葉を置く
  • 人の顔や手元など、目を引く要素を最初のコマに入れる
  • 商品の説明より先に、見る人にとっての変化を見せる

3. 広告らしさを抑え、投稿に近い見た目にする

SNSでは、いかにも広告らしい作り込んだバナーより、ふだんの投稿に近い見た目のほうが読まれることがあります。媒体ごとの「投稿の文法」に合わせ、縦型動画、手書き風の文字、会話のようなテロップなどを試してみましょう。

4. 1行目で結論か問いを書く

広告文は、最初の1行しか表示されないことが多くあります。1行目に「続きを読む理由」を置き、説明は2行目以降に回します。

5. クリックする理由をつくる

見られているのにクリックされない広告は、クリックした先で何が得られるかが伝わっていない状態です。「詳しくはこちら」ではなく、「3分でわかる料金表を見る」のように、得られるものを具体的に示します。

6. 素材を定期的に入れ替える

同じ広告を同じ人に何度も見せると、CTRは少しずつ落ちていきます。CTRの推移とフリークエンシーを見ながら、反応が落ちる前に新しい素材を足していきましょう。

反応が落ちてから作り始めると、次の素材が届くまで同じ広告を出し続けることになります。企画、制作、入稿の時間を見込み、次の案を先に用意しておくのが理想です。他の業務と兼務している場合は、この準備がいちばん止まりやすい工程です。

7. 複数の案を同時に出して比べる

1本の広告を磨き続けるより、訴求の違う案を複数用意し、反応の良いものに予算を寄せるほうが早く改善できます。比べるときは、変える要素を1つに絞ると、何が効いたのかがわかります。

05媒体別・冒頭で意識したいこと

同じSNS広告でも、媒体によって見られ方が違います。冒頭の作り方も、それぞれの「投稿の文法」に合わせます。

媒体見られ方冒頭で意識したいこと
Instagram(フィード・リール)写真や動画の世界観で、指を止めるか決まる最初のコマの見た目、人物や使用シーン
TikTok音ありの縦型動画で、次々にスワイプされる最初の1秒の動きと言葉、ふだんの投稿に近い撮り方
X文章がよく読まれ、タイムラインの流れが速い1行目の言葉、画像に文字を詰め込みすぎない
Facebook比較的じっくり読まれることがある見出しと説明文で、具体的なメリットを伝える

媒体ごとに冒頭を作り分けるのは手間がかかりますが、同じ素材をそのまま使い回すより、反応の差が出やすい部分です。まずは主力の媒体に合わせて冒頭を作り、ほかの媒体には縦横比や冒頭の言葉だけを変えて展開する方法もあります。主力の媒体が1つで、素材を社内で作れるなら、自社の改善で十分に進められます。媒体や訴求が増えて制作と数字の確認が追いつかなくなったら、体制の見直しどきです。

06SNS広告のCTRを上げる冒頭の型7つ

SNS広告の冒頭で使いやすい型を、法人向けの勤怠管理システムを例に紹介します。

型冒頭の例向いている場面
呼びかけ型「従業員30人以下の会社の総務の方へ」対象がはっきりしている
あるある型「月末、タイムカードの集計で残業していませんか」悩みが共通している
意外な事実型「勤怠の締め作業は、手順を変えるだけで短くなります」思い込みをくずしたい
ビフォーアフター型「紙とExcelの集計 → ボタン1つで出力」変化を見せられる
質問型「その打刻データ、すぐに出せますか?」考えるきっかけをつくる
現場の声型「『もう紙には戻れない』と言われました」実際の声がある
手順を見せる型「打刻から給与計算まで、画面で見せます」使い方を伝えたい

数字や事例、お客様の声を使うときは、実際の根拠があるものに限ります。根拠のない数字は、媒体の審査で止まる原因にもなります。

07CTRだけを追うと起きる失敗

CTRは大切な指標ですが、それだけを追うと、かえって成果が悪くなることがあります。

釣りのような広告でクリックだけ増える

内容とかけ離れた刺激的な表現でクリックを集めても、LPで期待と違えばすぐに離れます。CTRは上がってもCVRが下がり、CPAが悪化します。

対象外の人まで集めてしまう

誰にでも響く表現にすると、CTRは上がっても、成果につながらない人のクリックが増えます。CTRと一緒に、LPでの成果やCPAを必ず並べて見ましょう。

配信の目的とずれる

認知が目的の広告をCTRで評価すると、本来の目的と違う判断をしてしまいます。キャンペーンの目的に合わせて、見る指標を決めておきます。

CTRが上がったのに成果が増えないときは、広告の表現、LPの内容、LINE登録後の対応のどこで期待がずれたかを順に確認します。数字が別々の画面にあると切り分けに時間がかかるため、広告ごとのCTR、LPの離脱、その先の反応を同じ表に並べておくと判断が早くなります。

08よくある質問

CTRは何%あれば良いですか?

媒体・配信面・形式・目的によって大きく変わるため、一律の基準はありません。自社の広告どうしで比べ、相対的に低い広告から見直すのが実務的です。

CTRが高いのに成果が出ません。なぜですか?

広告の表現とLPの内容がずれているか、対象外の人のクリックが増えている可能性があります。CTRの種類(すべてか、リンクか)も確認したうえで、LPでの離脱の場所を見てください。

配信を始めてどのくらいでCTRを判断していいですか?

配信直後は表示回数が少なく、数字が大きく動きます。あらかじめ「表示回数がこのくらいたまったら判断する」と決めておくと、早すぎる判断を防げます。

09まとめ

  • CTRは「クリック ÷ 表示」。入口の効率を示し、CPAにも影響する
  • 管理画面のCTRには種類がある。サイト誘導ならリンクのクリックで見る
  • 低いときは、相手のずれ・冒頭の弱さ・飽き・クリックする理由の不足に切り分ける
  • SNS広告は、最初の1秒で「自分のことだ」と思わせる冒頭が要
  • CTRだけを追わず、CVRやCPAとセットで評価する

CTRを上げる近道は、媒体ごとの見られ方に合わせたクリエイティブを、数多く試して育てることです。Lic.では、SNS広告の運用と広告クリエイティブの制作を分けずに設計し、反応を見ながら素材を入れ替えていく運用を大切にしています。

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参考

Lic. 編集部Lic. Journal Editorial

株式会社Lic.の編集部。Web広告・デザインの現場から記事を届けます。

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