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Meta広告(Facebook広告)とは?費用と始め方5ステップ

Meta広告(Facebook広告)とは?費用と始め方5ステップ
目次
  1. 01Meta広告とは:Facebook広告のいまの名前
  2. 02Meta広告のオークションの仕組み:入札額だけでは決まらない
  3. 03目的と最適化イベントの選び方
  4. 04Meta広告の費用の考え方:必要な件数から逆算する
  5. 05Meta広告の始め方:5つのステップ
  6. 06Meta広告で成果が出ないときの判断表
  7. 07よくある質問
  8. 08まとめ

Meta広告は、Facebook広告のいまの呼び名で、Facebook・Instagram・Messengerなどにまとめて配信できる広告です。少額から始められる一方、管理画面の選択肢が多く、最初の設定で成果の伸び方が大きく変わります。

オークションの決まり方、費用の考え方、出稿の流れ、成果が出ないときの判断表を整理しました。高く入札した広告が勝つ媒体ではないため、目的と最適化イベントを正しく選び、反応される広告を用意し、学習に必要な件数を確保することが、費用を抑えて成果を出す近道です。

01Meta広告とは:Facebook広告のいまの名前

Meta広告は、Meta社が提供するサービスに表示される広告の総称です。2021年に運営会社の社名がFacebookからMeta Platformsに変わったことにともない、それまでの「Facebook広告」も「Meta広告」と呼ばれるようになりました。中身が別の広告になったわけではなく、Facebook広告とMeta広告は基本的に同じものを指しています。

どこに表示されるのか

1つの広告マネージャから、主に次の場所に配信できます。

  • Facebook:フィード、ストーリーズ、リール、動画内など
  • Instagram:フィード、ストーリーズ、リール、発見タブなど
  • Messenger:受信箱やストーリーズなど
  • Audience Network:Metaと提携する外部のアプリ

どこに出すかを自分で選ぶこともできますが、Metaは配信先を自動で最適化する「Advantage+ 配置」を用意しています。公式の説明では、配置を自動化することで届く範囲を広げ、成果あたりの費用を下げられる可能性があるとされています。Instagramでの見せ方の違いは、別記事「Instagram広告とは」で詳しく扱っています。

Meta広告ならではの特徴

  • 登録情報と行動データにもとづく配信:年齢・性別・地域に加え、興味関心や行動にもとづいて届けられる
  • 自社データの活用:サイト訪問者や顧客リストをもとにしたカスタムオーディエンス、それに似た人へ広げる類似オーディエンスが使える
  • フォーマットが豊富:画像、動画、カルーセル、コレクション、インスタントフォームなど
  • AIによる自動化が前提:配置、オーディエンス、予算配分の多くを機械学習に任せる設計になっている

02Meta広告のオークションの仕組み:入札額だけでは決まらない

Meta広告の表示は、広告が表示される機会ごとに行われるオークションで決まります。Metaの公式説明では、最高入札額で勝者を決める従来のオークションとは異なり、いくつかの要素をあわせて見て、どの広告を表示するかを決めるとされています。

勝敗を決める3つの要素

要素中身広告主が動かせること
入札額その成果にいくらまで払うか入札戦略、上限・目標の設定
推定アクション率その人が広告を見て、目的の行動をとりそうか目的と最適化イベントの選び方、ターゲットの広さ
広告の品質見た人の反応や、広告の印象クリエイティブ、文言、遷移先との一致

公式の説明では、推定アクション率と広告の品質から「広告の関連度」が測られるとしています。つまり、入札額を上げなくても、反応される広告を出せばオークションで勝ちやすくなり、逆に品質の低い広告は、入札額を上げても思うように配信されません。

成果を出しやすい条件

Metaは、パフォーマンスを高める条件として、適切な目的、ターゲット設定、十分な予算、十分な掲載期間、魅力的な広告クリエイティブを挙げています。どれか1つだけを頑張っても、ほかが欠けていれば成果は伸びにくい、と考えておきましょう。

03目的と最適化イベントの選び方

Meta広告で最初に決めるのが、キャンペーンの「目的」です。広告マネージャでは、認知度、トラフィック、エンゲージメント、リード、アプリの宣伝、売上といった目的が用意されています。目的を選ぶと、配信システムはその目的に合った行動をとりそうな人を探しにいきます。

目的ごとの考え方

目的向いている場面注意点
認知度新商品やブランドをまず知ってもらう申し込みは増えにくい。リーチと頻度で評価する
トラフィックサイトや記事を読んでほしいクリックはしても成約しない人が集まりやすい
エンゲージメント投稿への反応、メッセージを増やす反応と売上は別物として見る
リード問い合わせ、資料請求、予約を集めるフォームの質を保つ工夫が必要
売上購入や申し込みを増やす計測(ピクセル・コンバージョンAPI)が前提

「最適化イベント」は週50件を目安に

目的の次に重要なのが、何を成果として学習させるか(最適化イベント)です。Metaのヘルプでは、情報収集期間(学習期間)は通常、広告セットに最後に大きな編集を加えてから1週間以内に約50件の結果を獲得すると終わると案内されており、最適化イベントの数は50程度がすすめられています。件数が足りないと、配信システムが十分に学習できず、配信が安定しません。

たとえば、月に数件しか発生しない「成約」を最適化イベントにすると、いつまでも学習が進みません。そのような場合は、「資料請求」や「フォーム到達」など、手前の行動に寄せて件数を確保するのが現実的です。ただし、手前に寄せるほど成果の質は下がりやすいので、成約率もあわせて確認しましょう。そのためには、営業や受付の記録を広告の担当者まで戻す仕組みが必要です。

学習を途中で止めない

配信開始後しばらくは、配信システムが成果の出やすい配信先を探す「学習期間」です。この間に予算やターゲット、広告を何度も大きく変えると、学習がやり直しになることがあります。変更は数日分の結果を見てからまとめて行うのが基本です。

04Meta広告の費用の考え方:必要な件数から逆算する

Meta広告は、初期費用なしで、予算を自分で決めて始められる運用型の広告です。費用はオークションで決まるため、業種や時期、ターゲット、クリエイティブによって単価は大きく変わります。インターネット上の「相場」をそのまま当てはめるのはおすすめしません。

予算は、次の順で考えると決めやすくなります。

  • 1件の成果にいくらまでかけられるか(目標CPA)を決める
  • 学習に必要な件数(週50件が目安)を確保できる最適化イベントを選ぶ
  • 目標CPA×必要な件数で、テスト期間の予算を出す

たとえば、目標CPAが5,000円で、資料請求を週50件集めたいなら、週25万円前後が目安になります。そこまでの予算が難しい場合は、最適化イベントを手前に寄せるか、ターゲットや商品を絞って検証の範囲を小さくします。予算の計算方法は、別記事「広告予算の決め方」で詳しく解説しています。

05Meta広告の始め方:5つのステップ

1. ビジネスポートフォリオとアカウントを準備する

Facebookページ、Instagramのプロアカウント、広告アカウントを用意し、ビジネス用の管理画面(Metaビジネスポートフォリオ)でまとめて管理します。担当者が個人アカウントで抱え込まないよう、権限は会社として管理しましょう。

2. 計測を整える

サイトでの申し込みや購入を成果として扱うには、MetaピクセルやコンバージョンAPIを設定し、イベントが正しく記録されるか確認します。計測がないままでは、売上やリードの目的で最適化ができません。

3. キャンペーンを作る

目的を選び、広告セットで予算、スケジュール、オーディエンス、配置、最適化イベントを、広告でクリエイティブと遷移先を設定します。初めてのうちは、オーディエンスと配置を広めにして、配信システムに探してもらう設計が無難です。

4. 広告を複数用意する

切り口の違う広告を3〜5本ほど用意します。画像と動画、悩み訴求とベネフィット訴求など、比べたい軸をはっきりさせると学びが残ります。

広告を用意するのは最初だけではありません。反応が落ちれば新しい案が必要になるので、撮影や編集を含む制作の手間が続きます。画像中心で社内でも作れる商材なら自社で十分に回せますが、兼務の担当者が動画まで作り続けるのは負担が大きくなりがちです。始める前に、誰がどのくらい作れるかを確かめておくと、無理のない検証の規模を決められます。

5. 決めた期間で判断する

配信直後の数字で一喜一憂せず、あらかじめ決めた期間・件数で評価します。反応の良い広告に予算を寄せ、反応の落ちた広告は新しい案と入れ替えます。

06Meta広告で成果が出ないときの判断表

Meta広告が「なぜかうまくいかない」状態は、どの数字が悪いかで打ち手が変わります。

症状よくある原因最初に試すこと
ほとんど配信されない予算に対して最適化イベントが重い、ターゲットが狭いイベントを手前に寄せる、ターゲットを広げる
表示されるがクリックされない最初の1秒で手が止まらない、訴求がずれている冒頭の画・コピーを変えた案を追加する
クリックされるが成果にならない広告と遷移先の内容がずれている、フォームが長い広告の約束とLPの冒頭をそろえる、入力項目を減らす
最初は良かったのに悪化した同じ人に何度も表示され飽きられているフリークエンシーを確認し、新しい広告を足す
成果は出るが質が低い最適化イベントが軽すぎる1つ奥のイベントに切り替える、フォームで条件を確認する
日によって成績がぶれる件数が少なく偶然の影響が大きい判断の単位を週にする、件数がたまるまで待つ

切り分けでつまずきやすいのは、広告の先です。広告マネージャの数字だけでは、LPのどこで離脱したのか、LINE登録後に反応があったのか、商談で成約したのかまではわかりません。クリエイティブと遷移先で担当が分かれている場合は、誰がどの数字を持ち寄るのかを決めておきましょう。

07よくある質問

Facebookをやっていない層にも届きますか?

Meta広告はInstagramやMessengerなどにも配信できるため、Facebookを使っていない人にも届けられます。若い世代を狙う場合は、Instagramのリールやストーリーズで反応が取れるかを確かめるのが一般的です。

ターゲットは細かく絞ったほうがいいですか?

絞りすぎると配信の母数が小さくなり、学習が進みにくくなります。最初は広めに設定し、クリエイティブの中身で「誰に向けた広告か」を伝えるほうが、結果として届けたい人に届くことが多いです。

個人のFacebookアカウントは必要ですか?

広告の管理には、Facebookのアカウントを使ってログインします。会社で運用する場合は、ビジネスポートフォリオで権限を付与し、担当者が変わっても資産が会社に残る形にしておくと安心です。

審査に落ちるのはどんなときですか?

誇大な表現、根拠のない効果の断定、個人の属性を言い当てるような表現などは、審査で止まる原因になります。最新の基準は、Metaの広告スタンダードで確認してください。

08まとめ

  • Meta広告はFacebook広告のいまの名前で、Facebook・Instagram・Messenger・Audience Networkにまとめて配信できる
  • オークションは入札額だけでなく、推定アクション率と広告の品質をあわせて決まる
  • 最適化イベントは、週50件を目安に件数を確保できるものを選ぶ
  • 予算は目標CPA×学習に必要な件数から逆算する
  • 成果が出ないときは、症状ごとに原因を切り分け、変更は1回1〜2点に絞る

Meta広告は、設定の正しさとクリエイティブの中身がそのまま成果に出る媒体です。Lic.では、SNS広告の運用で、配信設定とクリエイティブ、その先のLPまでを一続きで設計し、学習が進む形をつくることを大切にしています。

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参考

Lic. 編集部Lic. Journal Editorial

株式会社Lic.の編集部。Web広告・デザインの現場から記事を届けます。

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